朗読イベントフライヤーを制作いたしました。

ようやく完成!!
今回は特に頭を悩ませました・・・
というのも・・・
マルシェやその他賑やかなイベントフライヤーのように
開催日時だけを強く告知するのとは違い
物語の世界を人の心に直接声で届ける朗読会イベントのフライヤーデザインは
コンセプト立てからしっかりとその想いを聴き取らなければなりません。
しかし、よくある現象として
関わる人数が多いと
それぞれの想いがそれぞれにある。
何をテーマにするかがなかなか決まらない。
決まったとしてもそのテーマについての解釈もそれぞれ。
一体誰のために、何のために、どのように朗読するのか?
朗読会に来て何を得られるのか?
そのためにはどんな世界観を作り上げれば良いのか?
デザイン制作者である私が
その会そのものの世界観をきちんと理解しないと
全く意味の違うデザインができてしまう可能性が大きいのです。
フライヤーデザインに寄せて、後から朗読会のコンセプトを合わせる・・・
なんて、本末転倒な現象が起こったり。
こればかりは『丸投げOK!』とはいきません!
ヒアリングの時に主催者から、そこを引き出すまでが
とても苦労しました。
日和乃家朗読くらぶは私も司会・MC、時々朗読出演など
メンバーとして関わらせていただいています。
なので、主催者がどのような気持ちでこの朗読サークルを立ち上げたか、
大まか理解しているつもりです。
でも、一貫したテーマはあるものの
開催する朗読会ごとに全く雰囲気が違います。
時には子供向けのお話会だったり
大人向けの朗読会だったり
子育てママ向けの朗読会だったり。
だからこそ、朗読する物語のイメージを把握し
朗読会全体の雰囲気をどう作り上げていくのかを
一番最初に決めていただく必要があります。
その朗読イベントの1番の肝は何か?
誰にどんな感情をメッセージしたいのか?
フライヤーを手に取った方にまず何を感じ取ってもらいたいのか?
一番強くお知らせしたいことは何か?
今回の『take a step』のフライヤーデザインをするにあたって
ヒヤリングの進め方を工夫することを学びました。
依頼者と制作者が手を取り合って
目標達成に向かう。
これが理想ですね♪
イベントフライヤーデザインからそのイベントはスタートします。
デザイン完成からイベントの良し悪しが決まってしまうといっても良いと思います。
責任重大!
何かを成そうとする方々の心をしっかり受け取り
デザインにこめてお届けします。

日和乃家朗読くらぶ朗読会『take a step』
5/28(日)13:00-15:30
福岡市科学館サイエンスホール

福岡県粕屋町を拠点に、物語の読み届け×癒しの音楽の朗読会を開催しています。